~通販ショップ閉店のご挨拶~
ラブリーポップは、2024年3月末をもって通信販売事業の営業を終了させて頂きました。
新たなプレジャーグッズの製品開発など
また別の形で皆様により良いプロダクトやサービスを提供できるよう、「ラブリーポップ」は次への準備を進めて参ります。
なお、本WEBマガジンは引き続きご覧いただけますので、どうぞお楽しみ下さい。
【おーちゃんコラム】無料出会い系アプリの報道でゾッとした話
<こちらは過去にメルマガにてお送りしたコラムの再掲です>
こんにちは。ラブリーポップのおーちゃんです^^
さて。先日、スマホを使っての児童買春の事件がここ数年で急増しているというニュースを知りました。
何でも、無料の出会い系アプリが沢山あるそうで、それを使って子どもと接触した大人が良からぬことをしている。
見ていた報道番組では、実際に17歳の少女と30代の男性が駅で待ち合わせをしてデートをしている様子に密着していました。
カメラで撮影していることを最初から知っているのは少女だけで、男性は撮られていることに気付いていません。二人の顔にはモザイクがかかっています。
少女と落ち合った男性は出会い端にすぐ彼女の容姿を褒めます。
「めっちゃかわいいね」と何度も褒めながら、少女の手を繋いで街を歩き出しました。と、すぐにファーストフード店に入ります。
店の中での会話で拾われたのは、「俺年下の子好きだよ」「仲良くなりたいのに年の差とか関係ないから」などと言う男性の言葉。
ほどなくして店から出た二人はまた街を歩きだし、駐車場に停めてある自分の車に行こうと男性が誘います。
「えー!やだあー」と小さく抵抗する少女。
その声の様子は本気で戸惑っている感じでした。
勿論、男性側の下心を察知したからですよね。
車に行こう、はホテルに行こうとほぼ同義。不穏な雰囲気ムンムン。
ある程度その展開を予測していたでしょうが、実際そう誘われると戸惑うでしょう。まだ17歳ですし。
取材班はそこで男性に近寄り、質問します。
「彼女、いくつか知っていますか?」
最初は18歳だと思っていたと答えた男性でしたが、後から17歳という少女の実年齢を知っていたことを明かします。
「それを知っていても未成年がいいということですか?」
取材班のその質問に明快な回答はしないまま、男性はその場を去っていきました。そして少女はというと、話し相手が欲しいだけだから、こういうことがあった後でも出会い系アプリは使用するとのことでした。
随分前に「女子高生の援助交際」が社会的に問題になり、未成年の性を食い物にする大人側と、お金が欲しい一心で自分の身体を売り物にしてしまう女子高生側と、それぞれに批判が集まったものです。
しかし今回、わたくしが見たのは援助交際よりももっと恐ろしい光景なのではないかと思ったんです。
少女の「会話の相手が欲しかった」という言葉を信じるのであれば、お金目的で会ったわけではない。男性側も少女に対してお金は払っていない。
援助交際は「お金が欲しいから自分を売る」という「売る側(少女)に主体性」があるからこそ成立しますが、今回あったのは「会話以外で仲良くなりたいから車に誘う」という男性側の下心だけで、2人の間に金銭は発生していない。
これは援助交際ではなく、むしろ強姦に至るまでの経緯を見ていたのではないかと思い、ゾッとしたんですよね。もちろん今回は取材でしたから大事には至りませんでしたが、経験のあまりない少女が興味本位で出会い系を使い、自分よりもずっと年上の男に言葉巧みに誘われ、その気はなかったはずなのに車に乗り、薬やお酒を飲まされて…なんてこと。
出会い系アプリやラインがこれだけ普及し、未成年でも簡単に使えるからこそ、公になってないだけで実際は沢山あるのではないかと思うんです。
そもそも無料アプリで簡単に出会い、2人で食べても1500円程度のファーストフード店にしか入らず、早々に自分の車へと誘うとかセコすぎる。
「安く済ませてセックスに持ち込もう」とするやり口が見え見えだしお金をかけていないからこそ、罪悪感も後悔の念も薄いんでしょうね。
お手軽にセコく、罪悪感もなく未成年を搾取するなんて。余計腹が立つ。
わたくし自身も10代の頃は好奇心や冒険心の塊で、決して褒められたことはしてきませんでしたが、現代を生きる少女たちには、自分の身を擦り減らすようなことはしてほしくないなと、そのニュースを見て強く感じました。
痛い目に遭いつつ成長して、大人になってから分かることもあると思いますが、立ち直れないほどの傷を追ってしまったら元も子もありません。
自分の身を守るということがいかに大事か、少女たちにも知ってもらえたらいいですよね。
<こちらは過去にメルマガにてお送りしたコラムの再掲です>